フィナステリド錠のコストを極限まで抑えたいのであれば、フィンカーをピルカッターで分割する方法があります。
フィナステリドの内服は1日に1mgまでにしておいた方がいいので、1錠5mg配合のフィンカーを4分割して飲むとフィナステリドをおよそ1mg摂取できて節約もできるじゃんというやり方です。
ただこの方法は思ったより効果が薄れる可能性があるのではないかと私は考えています。
フィンカーを均等に分割するのはほぼ不可能
フィンカーは外側のコーティングが硬く、中は粉っぽくてもろいので均等な大きさできれいに分割するのが非常に難しいです。錠剤をカットするにはピルカッターを使用するのが一番きれいに割れるはずなのですが
▼ピルカッターで割ったフィンカー
ピルカッターで分割してもこの出来ばえです。切り口がまっすぐになっていないし大きさもバラバラです。ついでにカッターナイフでも試してみました。
▼カッターナイフで割ったフィンカー
ピルカッターはみなさんあまり持っていないようで、カッターナイフでカットするという人が多かったので試してみました。破片や粉は飛び散るし、大きさもかなりバラバラ、コーティングもペロッとはがれてしまっています。
フィンカーを均等な大きさに4分割することはほぼ不可能かと思われます。大きさがバラバラだということは有効成分のフィナステリド量にもばらつきが出てしまいます。
成分が均等に入っているとは限らない
真ん中に割線が入った錠剤は分割することが想定されているので、半分にした場合どちらも有効成分量が均等になるように作られているものが多いです。
一方でフィンカーをはじめとしたコーティングされている系の錠剤は、そもそも分割することを想定して作られていません。錠剤内の成分濃度は濃いところや薄いところがあって均等ではありません。
フィンカーの場合は1錠中にフィナステリドが5mg含まれていることは保証されていますが、もしも完璧な大きさで4等分できたとしても一片の成分量が同じとは限らないのです。
成分にバラつきがあると効果に影響するの?
薬の飲んで吸収されると血液に乗って全身へ運ばれます。
薬の効き目は有効成分の血中濃度が常に一定であった場合に最大の効果が得られます。そして血中濃度が一定の濃度に達するまで効果を発揮することができません。
フィンカーは錠剤中の成分に偏りがある可能性がある、均等に分割することが難しいです。極端な話、有効成分のフィナステリドが0.5mgしか服用できていない日や2.0mgも飲んじゃってる日もあるかもしれないのです。
ここまで成分にバラつきがあると思ったように効果が出なくなる可能性があります。反対に成分量が一定ラインを超えると副作用を発症してしまう危険性もあります。
その他の懸念要因
分割したフィンカーはコーティングに覆われていないので、口に含んだ瞬間に溶けて原型がなくなってしまいます。こんな状態で全ての成分がきちんと胃まで届くとは考えにくいので吸収されるフィナステリド量も少なくなるのでは?という懸念があります。
また、フィナステリドは女性や子供が触れると危険です。特に妊婦や男児が触れた場合、生殖器の成長に影響がでる恐れがあります。フィンカーは分割する際に粉がたくさんでるので女性や子供が触れたり吸い込んだりする危険性があります。
評判は意外と良い
フィンカーを購入する場合、オオサカ堂を利用するのが安全な方法です。
オオサカ堂のサイトには購入者のレビューがたくさんありますが、読んでみると「コストが安くなった」っという感想以外にも「効果があった」「長期間利用していて経過も順調」といった口コミが結構多いです。
いろいろと懸念はありますが効果があることは間違いないみたいです。
まとめ
フィンカーを使用する際はこれらのリスクがあることを知ったうえで服用しましょう。分割する際はカッターナイフではボロボロになってしますのでせめてピルカッターは使用した方がいいです。
フィンペシアやフィナロイドでも年間1万円以下には抑えることができるので、変なリスクを抱えたくないのであればこちらを選択しておいた方がいいのかもしれません。